2025年8月10日 霞城セントラル1階アトリウム
山形市福祉推進部地域共生社会課人材確保推進係
東北文教大学 岡崎医療株式会社 ビバウエーブ山形駅前店 障がい者支援施設山形県リハビリセンタ 障害福祉サービス事業所未知
霞城セントラル1階アトリウムにて、山形市主催の「介護のおしごとひろば」が開催されました。
今年で4回目を迎えるこのイベントは、「介護のおしごとをより身近に」感じられる工夫が随所に凝らされており、多くの方が来場し、活気あふれる広場(ひろば)となりました。
今回の目玉の一つは、「介護ロボット体験コーナー」でした。移動式リフトや移乗サポートロボットなど、最先端の介護機器を実際に体験することができ、来場者はその性能に驚きの声を上げていました。
ロボット技術が介護現場にもたらす可能性や、身体的な負担を軽減する役割について、理解を深める貴重な体験だったのではないでしょうか。
会場には、障がい者就労施設等による「バザーコーナー」も設けられ、手作りの雑貨や菓子などが販売されました。これらの活動は、障がいを持つ方々の社会参加を促進し、地域とのつながりを深める重要な役割を担っています。温かい交流が生まれ、来場者も笑顔で買い物を楽しんでいました。
また、東北文教大学「認知症カフェ部」の皆さんは、認知症に関する疑問や悩みに耳を傾け、アイスコーヒーやジュースを囲んで語り合う場を提供していました。
「UD eスポーツ(ゲーム対戦)」のコーナーでは、障がいのある方も楽しめるユニバーサルデザインの「eスポーツ」が体験でき、年齢や障がいの有無に関わらず、誰もが一緒に楽しめるイベントとなりました。
物販やカフェ、ゲームを通して、高齢者介護のほかにも、認知症や障がい福祉といった社会課題を身近に感じられる機会となりました。
会場の一角に設けられた「抽選コーナー」では、体験やアンケート回答で参加できる抽選会が行われ、来場者は楽しそうに列を作っていました。山形市のマスコットキャラクター「ベニちゃん」も登場し、会場を盛り上げていました。
「介護のおしごとひろば」は、福祉の仕事の多様な側面や、地域で福祉を支える様々な取り組みを、来場者が直接見て、触れて、感じられる貴重な機会です。介護の仕事への理解を深めるとともに、福祉に関心を持つ人々が交流し、新たな一歩を踏み出すきっかけとなることを願っています。これからも、誰もが安心して暮らせる共生社会の実現に向けて、山形市の皆さま、福祉に従事する皆さまの取り組みに注目していきたいです。